老親がいる方は知っておいた方がよいこと 突然の入院でも転院先をすぐに決めなければならない

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私も年齢が年齢なので、両親ともに70代。
実家までは車で30分なので、何かあれば行けるくらいの距離ではあります。

夫の両親は他界していて、義父は7年前、義母は昨年旅立ちました。
夫は一人っ子でしたので、どちらも私も一緒に病院などに走り回ったのですが、その時に
「知らなかったじゃ済まないな」ということが、いくつも出てきたので
思い出しながら書いてみます。

本日は「入院」と「転院」についでです。

急性期型の病院は末期がんでも2,3ケ月で転院を薦められる

義父は脳梗塞⇒脳血管性認知症 になりました。
当時は義父と義母 2人で暮らしていましたが、どう見ても義父は自宅で介護できるレベルではない
と私と夫が判断し、一緒に病院に行こうと義父・義母宅に行った朝、
全身の床ずれいわゆる褥瘡(じょくそう)が悪化して、動かすことが
私達ではできず、救急車を呼びそのまま入院という形になりました。

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その際、介護レベルは5。
ということで、介護施設的な病院ではなかったので
3ケ月後には介護施設または療養型の病院に転院してください、と医師から告げられました。

それは理解できるんです。
入院先は通院もずっとしていた病院でしたが
「急性期型」の病院なので、長期的な患者さんを受け入れられるだけのベッドがない、(という前提)も理解できます。
そういう国の考え方で行っていることも理解できます。

しかし、療養型の病院、施設、となると費用が月に30万はかかるのです。
「いや・・・ちょっと待ってください」としか私と夫は言えませんでした。

その間にわかったことが病院から1ケ月後に伝えられたのです。
「お父様は末期の肺がんです。手術も不可能ではありませんが、認知症を患っていること、高齢であること、を考えると手術をして命が短くなることも考えられます。」と。
「半年・・・くらいとお考えください」とも。

そして医師からさらに告げられた言葉が
「肺がんとなると、普通の施設では難しくなりますから、医療型療養病床の病院に転院先を考えてください」
と言われたのです。

夫は黙って聞いていたのですが(社会、国のやり方がそうなっていたら医師の力ではどうしようもないだろ・・お医者さんたちだって仕事なんだし・・と後から言われましたけど)
私は許せなかった。
私:「つまりこちらの病院は末期ガンの患者を追い出すっていうことですか?」
医師:「いえ・・・・そうではないんです・・・(としか言えない)」
私:「病院というのは患者の治療をするところであるけれども、末期がんの治療はできないから追い出すっていうことですか?」
医師:「いや・・・ほんと・・そうじゃないんです・・・」
私:「じゃあどういうことなんでしょうか?ガン患者を追い出すことには違いありませんよね?」

という堂々巡りを多分30分くらいしていたのではないかと思います。
その日は、一応お考えください、ということで話し合いは終わりました。

しかし、それ以降、病院から
「転院してください」というお話はありませんでした。

夫から「あの嫁は説得できないってお前、絶対、思われたぞwwww」と後から言われましたが
当時は無知だったので、無知ならではの怒りが常識を超えてしまったのかもしれません^^;

結果、義父は1年入院し、病院で亡くなりました。
末期だけど最後はがんばったんだねー・・・・と皆で言っていました。

けれども、そこで、医療型療養病院に転院していたら30万×12ケ月です。
おそろしい金額ですよね。
しかも、「バスタオル」「パジャマ」「タオル」「おむつ」は自分たちで持ち込んでも
その金額です。

恥ずかしながら、義父は貯金していましたが、義父が認知症になった途端
義母が全部使っていたのです・・・・。
私達が義父が入院し、一人になった義母をほっておくことはできないから、と、そのまま
病院から私達の家に越させてしまってから知ったことでした。

当時、一番上の息子が中学3年。年子の我が家はこれから3人高校に行かせなくてはなりません。
交通費やらなんやら一番お金がかかるころにぶつかっていたのです。

もちろん、そこの病院にしか受け入れ先がないわけではありませんが
どこに行ってもやはり月30万程度はかかる、ということだけは説明でわかりました。
転院先がそうなら仕方がない、とも思っていましたし、転院したらしたで払うことはなんとかできなくはない、という感じ程度でした。

私も当時はアフィリエイトで月30,40は稼いでいたので、まぁどうにか?とは思っていましたが
お金よりも
「病人を追い出す病院、今の国の姿勢ってどうなの????」という怒りでいっぱいだったんです。

そして同居した義母のことです。

それは突然やってくる

同居した義母は月に1度、同じ病院の同じ先生に診てもらっていました。
同居当時、いろいろあり過ぎてパニックに陥っておかしな言動も多かったですし
何より、義父と義母の家がゴミ屋敷と化けてしたことがあり
脳神経科に通院していました。

それから5年。大動脈解離症などにもなりながらも
週4日 デイサービスに楽しく通う義母が脳梗塞になったのは
昨年の1月末です。

ある日の夜、夕飯だよ、と声を掛けに部屋に行くと、義母の手が血だらけになっていました。
「えええええ どうしちゃったの?」と言いながらタオルを巻き、聞くと
「爪が伸びてるから切ろうとして肉まで切っちゃったみたい・・・」と
騒ぎもせずうろたえもせずボーっと話す義母。
完全におかしかったんですが、それよりも血をどうにかしないと!
とその時は精いっぱいでした。

夫と話し救急車を呼ぶと
「おそらく大動脈解離ということは高血圧の方のためのお薬(降圧剤)を飲んでいますよね?
あのお薬は血をサラサラにしてしまうため、血が止まりにくくなるんですよ。
止血はしておきましたが念のため病院に搬送します」
と言われました。

もし身近に降圧剤を飲んでいる方がいたら、血が止まりにくい、ということは
覚えておいたほうがいいです。

そして、病院。普通に消毒し、翌日一応来てください、ということだったので
翌日、私がつれていきました。
「なんだかちょっとおかしいので、脳を診てください」とハッキリお願いしました。

CTで見ると異常がないけど気になるなら通院しますか?
と言われ、いえ、いつもの病院の通院日が3日後なので・・・と言ってその日は終わりました。

でも・・・トイレもいけなくなり、ごはんもお茶碗を持てなくなっている。
私は「血のショックかな」と思っていたけど絶対におかしい。
脳に異常がないって言われたけど絶対におかしい。

通院日には夫も連れていきました。

結果、即入院。
MRIで見たら脳がパンパンに腫れていて、腫れが24時間以内に治まらなかったら手術になります。
と言われました。

ええええええ
異常がないって言われたんですけど???????

と聞くと「その病院・・・CTだけしか診なかったでしょ・・・CTだとわからないことがあるから」
と言われました。

意味がないじゃない・・・・。

皆さんも、おかしい?と思って病院に自分が行ったり、身近な方がこういう風になったらCTではなく
MRIをお願いしてみてください。

結果、脳梗塞。腫れはありがたいことにすぐに治まり、ここでも転院先を探すように言われます。
でもこの時はもう理解できていました。

確かに脳梗塞だったらリハビリをしなければならない、自宅ですべて面倒(食事はいいですがトイレから着替えからのすべて)は
無理だろうから、リハビリのできる病院を探してもらうことに。
ちなみに、デイに通っていたので、当然、ケアマネージャーさんが担当としてついていますから
ケアマネさんにも病院を探してもらいました。

ところが、、、、

義母も胆管癌の末期だったことがわかりました。

そのため、義父と同じ提案をされます。
この時はもう本当に理解していたのですが、実は義父よりももっと末期だったのです。
ですから、以前紹介された病院ではなく、我が家から近くの病院を紹介されました。

転院して1ケ月で・・・義母はなくなりました。

義母のことでわかったこと。
それは毎月通院していてもガンはわからないんだ、ということ。
本当にガンが心配でならないなら毎月人間ドッグを受けなければわからないほどなんです
と医師にも言われました。

私はあれだけ病院にも連れて行っていたし、血液検査も半年に一度はしてもらっていたし
何より私が近くにいながら・・・と自分を責めました。

老親がいるなら知っておいた方がいいこと まとめ

と長く書いてきましたが、身近に老親がいる方でさえこうしてわからないのです。
遠くに年老いた両親が2人で暮らしている、という方がいたら
健康面は本当に気遣ってあげてください。

そしてたまに顔を出してあげてください。

そして、親が入院となったら、必ず一緒に行き医師から話をとことん聞いてください。

入院しているのだから安心ではないんです。
義母のときは念のため入院中に全身くまなく調べてください と夫がお願いしてわかったことです。

入院してからでは遅いこともあるので
両親が入院し2,3か月以上入院しなければならなくなった時、自分はどうすればいいんだろうか?
ということを 老親がいる方は考えておいたほうが絶対にいいですから。

母の日、父の日も近いので、年老いた両親に電話をする、顔を出す
ということ、してあげてくださいね。

親は子供が元気ならそれでいい 幸せならそれでいい んですから・・・。

ちなみに病院の入院期間については、義父の時は3カ月、と言われ義母の時は2か月になっておりました。

Yahoo知恵袋にとても良い回答があったので
掲載しておきます。

病院は、「医療法」の病床区分によって、
救急などを担う「急性期病院」、
長期の療養患者を受け入れる「療養型病院(病床)」などに分けられています。

急性期病院で、発症して間もない患者を一定期間集中的な治療し、
急性期の治療後、長期療養が必要な方が療養型病院(病床)で看てもらう・・・
という仕組みになっています。

まず、急性期病院なんですが、
1ヶ月経過するごとに国からもらえる保険点数が下がりっていきます。
4ヶ月目以降は赤字の状態になります。
そのため、3ヶ月までに退院させるということになったのです。
急性期を過ぎた患者を、赤字を背負ってまで看る必要はないですからね。

「じゃあ、急性期病院はとっとと出て、
療養型で長い間看てもらえばいいじゃない。」って思うでしょう?
でも、そうもいかないんです。

療養型病院では、原則、入院期間の制限はありません。
療養型については、医療保険が適用される「医療型療養病床」と、
介護保険が適用される「介護型療養病床」があります。
ただ、厚労省は2012年3月末までに介護型を全廃(すでに大分減っています)し、
医療型を大幅に減らす計画を進めているのです。

つまり、患者は沢山いるのに、ベッドが減らされてしまい、空いていないのです。
そうなると急性期病院で治療を終えられた方の行く先がないため、
療養型でも概ね3ヶ月が経過したら、出てもらうようになってしまうのです。
(もちろん、病状や家庭の事情等は考慮されると思いますが・・・。)

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